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美味しさの秘密

新生の大地「大潟村」
自然と共生する農業
生産組織

かつては日本第二の湖

大潟村は秋田県のほぼ中部、北緯40度・東経140度の交わる場所に位置し、西に男鹿半島、はるか北に世界遺産・白神山地を望む広大な沃野(よくや)です。
日本海に通じる汽水湖として魚介類の宝庫だった八郎湖は、東西12km、南北27km、周囲82km、総面積2万2,024ha、琵琶湖に次いで日本第二の広さを誇り、 満々と水をたたえた美しい湖でした。水深は最深部でも4~5m、湖底の大部分は肥沃な粘土質土壌におおわれ、平坦で干拓しやすい条件を満たしていました。
この八郎湖を昭和32年から52年にかけて干拓(干陸)してできたのが新生の大地「大潟村」です。

大潟村 Before,After

肥沃な土壌

肥沃な土壌

湖の干拓により湖底から誕生した新生の大地は、太古から蓄積した魚介類や海藻類が生んだアミノ酸やミネラル類が豊富に含まれる、 有機質たっぷりの肥沃な土壌を持っています。さんさんと降り注ぐ太陽の光、そして日本海から吹きぬけるさわやかな風が、 健康で丈夫なお米を育てます。周りを豊富な水で囲まれた環境が、さらに豊かな自然の恵みを与えてくれます。
八郎潟中央干拓地に日本農業発展のモデルとなり得る近代的な営農技術を導入した大規模農業の実現と、 農村社会のモデルにふさわしい新農村建設の目的で創設された大潟村。
全国各地から選抜された入植者は、日本農業の将来のモデルとなるような新農村づくりを担うパイオニアといえます。

大潟村の環境

大潟村の高さ

広大な「新生の大地」には、開村当時から連綿と受け継がれてきた開拓精神が今もなお生き続け、常に新しい手法を取り入れています。 大潟村のこうした取り組みの背景には、恵まれた自然環境があることも見逃せません。
恵まれた環境で安全性の高いお米や農作物を、新鮮なまま貯蔵できる大潟村唯一のカントリーエレベーター施設を活用し、環境保全型農業の確立、近代化を実現しています。

コンバイン・おにぎりを食べる女の子・稲

大潟村では、自然にやさしい生産技術開発と徹底した栽培技術指導を実施し、定期的に生育調査を行って栽培管理するなど、常に最高品質のお米、 農産物を生産するための努力を積み重ねています。
また、水質浄化を兼ね備えた農法を取り入れるなど、経済性の追求だけでなく環境保全に配慮した、さまざまな取り組みを行っています。

環境保全型農業

環境保全型農業とは「農業の持つ物質循環機能を活かし、生産性との調和などに留意しつつ、土づくりなどを通じて化学肥料・農薬の使用を減らし環境負荷の軽減に配慮した持続的な農業」です。
大潟村では、自然環境に配慮した「環境保全型農業」を実施しています。
土本来の力を引き出す環境づくり、土づくりを十分に行うことで、化学肥料や農薬を削減し、農業本来の循環機能を働かせることができます。

生産技術開発と徹底した栽培技術指導

  • 各種機関との連携

    公社・利用生産者・
    各種機関との連携

  • 自然環境を活かした有機栽培米

    農薬や化学肥料に頼らない、
    大潟村の自然環境を
    活かした有機栽培米

  • 機械除草

    常用水田除草機の開発に
    より大面積を機械除草

  • 環境型農業の土づくり

    環境型農業の土づくり

副産物の再利用

有機ペレット

当社では、豊かな農地を大切に、環境保全に努め、なおかつ効率よく活用するために、土壌の活性化に取り組んでいます。
有機ペレットは、カントリーエレベーター施設から生じる籾殻・米ヌカ・大豆クズなどの副産物に、発酵菌を加えて開発した有機質資材です。 自然の恵みである農産物から生み出したこの有機ペレットは、土壌を活性化させるばかりではなく、 大潟産農産物の品質の向上を図るとともに、利用者の経営安定化にも貢献しています。

副産物の再利用

ソーラーライス減・減米生産組織、大潟村自然農法研究会、サキホコレ栽培研究会、カントリー青年農業者クラブ、そしてカントリー宅配野菜クラブといった生産組織が、お米をはじめとした農産物の生産に関する知識と技術を高めています。

ソーラーライス減・減米生産組織

減・減米生産組織は、ソーラーライス生産において減農薬・減化学肥料米を作る生産者の組織です。
当社内の生産グループとしては最大規模の栽培面積250haの作付けを行っております。

ソーラーライス減・減米生産組織
大潟村自然農法研究会

大潟村自然農法研究会

大潟村自然農法研究会は、昭和63年より農薬や化学肥料に頼らない自然環境を活かした有機栽培に取り組んできました。
約100haの圃場が有機(転換期間中含む)圃場として認定され、日本農林規格(JAS)に沿った、日本でも例を見ない一大有機農産物栽培グループとして活動を行っています。

サキホコレ栽培研究会

若手からベテランまでの幅広い年齢層で構成されており、秋田の新しいブランド米を生産するための活気のある生産団体です。サキホコレはデビューしてばかりの品種なので、栽培技術の確立に向け、日々の農作業に取り組んでいます。
サキホコレは、特別栽培米として県の認証を受け、環境に配慮し地域の地力を活かした農薬5割減での栽培に加え、化学肥料も削減した栽培に取り組んでいます。

サキホコレ栽培研究会
カントリー青年農業者クラブ

カントリー青年農業者クラブ

カントリー青年農業者クラブは、年齢40歳以下で構成される農業後継者のグループです。
農業知識や技術の更なる習得に向けて多岐にわたる勉強会を実施し、販売や交流においては首都圏での新米キャンペーンなど、さまざまな活動を活発に行っています。

カントリー宅配野菜クラブ

カントリー宅配野菜クラブは、カントリー利用農家の家族で構成されています。
宅配のお客様向けの野菜の出荷を行っています。

カントリー宅配野菜クラブ